大河ドラマ『軍師官兵衛』第27回「高松城水攻め」あらすじ&解説
2014年7月6日放送分
あらすじ(ネタばれ注意!)
天正10年(1582年)、羽柴秀吉(演:竹中直人)は官兵衛(演:岡田准一)の献策により、備中高松城を水攻めにすべく、土嚢を集めさせていた。
秀吉は石井山に本陣を置き、毛利との決戦に備える。
そして、手柄を立てすぎないようにと、織田信長(演:江口洋介)の出馬を待つ。
織田の盟友・徳川家康(演:寺尾聰)が信長を訪れることになり、明智光秀(演:春風亭小朝)が饗応役となる。
光秀は居城の近江の坂本城で準備を進めていた。
しかし、安土城で家康をもてなす最中、信長の不興を買い、饗応役を辞めさせられた上で秀吉の中国攻めに加わるように命じられる。
姫路では、離れていた後藤又兵衛(演:塚本高史)が戻っていた。
又兵衛は身内が黒田家を裏切り敵対したことで逡巡していたが、官兵衛の妻・光(演:中谷美紀)の説得で決意する。
その知らせは官兵衛のもとにも伝わり、ともに育った長政(演:松坂桃李)も喜ぶ。
秀吉軍は短期間で堤を築き、高松城に水を流れ込ませる。
不利を悟った毛利は、安国寺恵瓊(演:山路和弘)を遣わして備中(岡山県西部)を譲ることで和睦を図る。
官兵衛と秀吉はそれを拒み、五カ国と城主・清水宗治(演:宇梶剛士)の首を求めた。
官兵衛は毛利を動かしている小早川隆景(演:鶴見辰吾)のもとに出向き、直接交渉する。
清水宗治が織田に寝返ったことにすれば宗治の命は助けると合意するが、宗治はそれを拒んだ。
秀吉たちは和睦を諦め、決戦を覚悟する。
そのころ光秀は吉田兼和(演:堀内正美)から領地の丹波と近江を召し上げられるという噂を伝えられ、信長に真意をうかがう。
国替えであると言われるが、さらに国のあり方をどうするかを聞き光秀は驚愕する。
そして、信長は上洛し本能寺に入った。
解説
高松城(たかまつじょう)
岡山県岡山市にあった城で、備中高松城とも言います。
三村氏の家臣・石川氏の居城でしたが、毛利に滅ぼされると清水宗治が城主となっていました。
山や沼と足守川に囲まれた要害でしたが、羽柴秀吉は足守川をせき止めて流れを変え、高松城は水に浸かることになります。
亀山城(かめやまじょう)
京都府亀岡市にあった城です。
明智光秀が丹波(京都府の一部と兵庫県の一部)を平定して築き、丹波の拠点となりました。
中国攻めを命じられた光秀は亀山城に入り、京の本能寺に向かいました。
テーマ : 大河ドラマ 軍師官兵衛
ジャンル : テレビ・ラジオ